恩師の訃報

 

大学からの会報誌が三年ぶりに届いた。

 

全国で色々な音楽の活動を続けている母校の仲間達の記事、

在校生の演奏会等の記事、毎回刺激を受ける。

 

そして、ついつい最後のページの「お悔やみ」の記事に目が行く。

 

私が二年間ピアノのレッスンを受けていた恩師の名前があった。

絶句である。

25年前、恩師はまだ40歳前後。小学生のお子さんがいた。

 

芸大のピアノ科を卒業、ヨーロッパへ留学。とても華麗な経歴。

ピアノの音色はとても研ぎ澄まされたもので、真似できるレベルでは無かった。

 

恩師の名前を見ただけなのに、

大学時代の記憶が昨日のことのように次から次へと思い出された。

 

あの時の恩師の年齢を越えたからか・・・

恩師の伝えたかった事が今はわかる気がする。ただ反省。

 

遊びが優先で、ピアノの練習もあまりせずレッスンを受け

ひどい演奏を恩師に聞かせていた学生時代。

 

渡辺先生ありがとうございました。

どうぞ安らかに。。。。